荒木茂先生(石川県リハビリテーションセンター、日本理学療法士協会理事)

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今回は平成26年3月8日、9日に【マッスルインバランスの考え方による腰痛症の評価と治療】講演にて講師をしていただいた荒木茂先生にお話を伺いました。

荒木茂先生へのインタビュー

Q1:臨床でいつも心がけていることは何ですか?

A1:痛みを与えないこと。悪くさせないこと。自然回復を妨げないこと。笑顔を忘れないこと。


Q2:毎日のタイムスケジュールは?

A2:朝6時起床。
  7時40分職場に出勤。
  5時ダッシュで帰る。


Q3:お休みはどのように過ごされていますか?

A3:日本理学療法士協会理事の会議と研修会の講演や参加などでこのところ休みがあまりないが休みがあれば釣り、サイクリング、温泉のどれか。


Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えて下さい。また、その理由があればお聞かせ下さい。

A5:尊敬する人は沢山いる。医療や医療以外にかかわらず、年齢にかかわらず「自分のためでなく人のために働く人」


Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか?

A5:幾つになっても好奇心旺盛に何事も興味を持ち、患者さんを良くしたいという気持ちを持ち続けること。一つの流派にこだわらず他流を学び、職場に引きこもることなく、師匠を職場の外に求めること。


荒木先生、ありがとうございました。


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実技中も常に笑顔の荒木先生


今回はJandaアプローチとMSIアプローチを応用した評価と運動療法、徒手療法、姿勢矯正法などについてお話しして頂きました。
1日目は総論、姿勢アライメントの評価、運動パターンの評価、ファンクショナルテスト。2日目は過緊張筋の抑制のための徒手療法と弱化筋の活性化のための運動療法という盛りだくさんな内容で、受講生のアンケートでも大変満足度の高い講演となりました。

受講生アンケートより(抜粋):
「荒木先生の「教える」ということの考え方にとても共感した。」
「人として全体をみる大切さを学んだ。」
「セルフトレーニングの大切さがよくわかった。姿勢の評価を細かく行い、頚部や足部まで全体にわたる治療法を知ることができてよかった。」
「荒木先生の人柄が伝わってきて、講義を受けてよかったと思った。」

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代表園部とにこやかに談笑中の荒木先生


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2014年3月17日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:臨床家の言葉

坂戸孝志先生 (社)日本健康機構理事長、生理学博士

坂戸孝志先生 (社)日本健康機構理事長、生理学博士へのインタビュー

今回は平成25年12月7日(土)に
”緩消法”の理論と実践(腰部疾患・膝関節疾患を中心に)】講演にて
講師をしていただいた坂戸孝志先生にお話を伺いました。


Q1:臨床でいつも心がけていることは何でしょうか?
一人一人個室で診ることはほとんどせずに、多くの患者さんを集めて同時に治すことを行っています。そのため、ひとりひとりの症状を瞬時に把握することを心がけています。
顔つき、話し方、動きなどで、どの程度の症状か判断し、判断がつかない場合は、過去の経緯を詳しく聞きます。

A1:
どこで治療しても治らない患者さんを専門にしているため、治るか不安の方たちばかりです。
そのため、「治せる症状は治る」ことを、理解していただき、実際に行動してもらうように考え方を切り替えていただくことから始めています。

どこでも治らない患者さんを集めていますので、治ること、瞬時に痛みを消すこと、瞬時に症状を改善させることが一番の信頼関係を築けることを意識して行っています。

Q2:毎日のタイムスケジュールは?
研究が主な仕事のため、一般的な臨床家とは違います。自宅はありますが、3ヶ月に一回程度しか帰らず、研究室と就寝場所が同じフロアになっています。

A2:
平日
5:00 起床 
執筆や調べもの等、研究関係
9:00 朝食 
執筆や調べもの等、研究関係
16:00 昼食
執筆や調べもの等、研究関係
就寝 23:00
途中、好きな時にお風呂に入ったりします。一日2食になります。

土日祝日は、日本中を行脚して、患者さんや医療従事者に痛みや病気の治し方の講演と実技指導を行っています。

Q3:お休みはどのように過ごされていますか?

A3:好きで人の研究をしているので、毎日が趣味や休みの感覚かもしれません。そのため、基本的には休みませんが、お正月やお盆は、家族と過ごします。

Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えて下さい。また、その理由があればお聞かせ下さい。

A5:医療人:アーサー・C. ガイトン (生理学者) (他、科学研究をしている方の多くを尊敬しています)
医療分野以外の人:両親

Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか?

A5:治ることを行う。治らないことは行わない。「学問は信じきるのも愚かであり、軽蔑するのも馬鹿である」
という言葉があります。過去の医学の功績は素晴らしいものがあります。
しかし、治らないことを行っていることもたくさんあります。教科書通りの治療方法を続けることではなく、
患者さんが治ることが行うことが一番であり、治らないことは続けても治らないということを自覚して、
患者さんと向き合う姿勢が一番必要だと思います。


坂戸先生、ありがとうございました。

坂戸孝志先生の著書


カラー版 9割の腰痛は自分で治せる (中経の文庫)


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2014年1月8日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:臨床家の言葉

入谷誠先生(足と歩きの研究所 所長)

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今回は平成25年10月6日に【入谷式カウンター理論を応用した理学療法】講演にて講師をしていただいた入谷誠先生にお話を伺いました。

入谷誠先生へのインタビュー

Q1:臨床でいつも心がけていることは何ですか?

A1:次の4つのことを心がけています。

1つ目として、自分の精神状態を常に一定の状態に保つようにしています。そのためには臨床に対する理念を持ち、一日の生活をなるべく同じリズムで過ごすことが大切だと思っています。また臨床に入る前に今日一日の予約状態を把握して、一日の臨床をイメージするようにしています。

2つ目として、患者様を診るときに先入観を持たず、素直に現象を捉えていくようにしています。「この疾患であればこうする」また、「この部位に痛みがあればこう対応する」と決め込んでいる自分を脱するのには時間がかかります。このことを意識しだして10年以上になりますが、今でもこのことを意識し続けています。

3つ目として、症状が良くなる方向が分かっても、反対に悪くなる方向へも誘導して、「確認」するようにしています。この作業を繰り返すことは、新たな発見が多いと感じています。患者様を診るときにはいつも「確認」「確認」と自分自身に言い聞かせながら行うようにしています。

4つ目として、患者様一人一人に全力投球するようにしています。一期一会の精神で患者様に対応し、一回一回が勝負だと思いながら臨床と向き合うようにしています。


Q2:毎日のタイムスケジュールを教えていただけますか?

A2:起床は3時30分で、直ぐに入浴します。そして、4時ごろから今必要だと思っている本を約1時間30分ほど読み、自分で書き留めておきたいことを簡単にパワーポイントに書き残すようにしています。
5時30分ごろより食事をして、5時50分ごろには職場に行きます。まず職場でお湯や水の浄水などの準備を行い、職場周囲の掃除を行います。それが終わったら30分間のウォ―キング、6時30分ごろより昨日臨床で気づいたことをパワーポイントに書き留めておくようにします。そして、さまざまな講演の資料や原稿、図の作製などを行い、仕事仲間への電話連絡などを行います。8時30分ごろから今日の仕事の予約状況を確認して、一日の臨床をイメージします。そして仕事ができるような心と身体と環境の準備をします。
9時から臨床に入り、午前は約1名インソール作製と何名かの調整や他の治療、12時から13時食事休憩、13時から約3名のインソール作成と何名かの調整と他の治療を行い19時に診療を終えます。週に1~2日は無理やり予約を入れてくる人がいるので、その日の終了は21時くらいになります。
その後家に帰り、食事をして少しのんびりして、21時半~22時ごろには就寝しています。


Q3:お休みはどのように過ごされていますか?

A3:月に3~4回程度セミナーや研修会があるので、休みといってもその準備をしていることが多いです。平日と同じように起床し、職場へ6時ごろには着いています。朝から2~3回分のセミナーや研修会に使用する材料の準備、配布資料やプレゼンの準備をしています。原稿依頼がある場合もこの日にある程度のところまで仕上げて、平日の朝にチェックして、仕上げるようにしています。時間があるときには、日ごろ臨床での気づきについて記載してあるので、それをチェックして、考慮しなければならないことを考えるようにしています。また自分の身体を使って足底板の処方や訓練方法、テーピング、鍼、マッサージ等の治療に関するものや、人間の動く仕組みに関するものについて、試したいことを行ったりします。この時間が大変心地よい時間帯になっています。


Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えてください。またその理由があればお聞かせください。

A4:尊敬する医療人は柔整・はり師・マッサージ師として開業していた亡き父、そして柔整師として現在開業している兄です。両人とも視野が非常に広い治療者です。「本当の治療とは何か」を考えさせてくれます。医療人以外では現在は日本航空を立て直した「稲盛和夫氏」です。氏が書いたさまざまな本が、自分の生き方、考え方をしっかりと支えてくれています。氏の本を読むと、生きていくことに燃えてくる感じがします。


Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか?

A5:素直な気持ちで、「患者様を少しでも苦痛から解放させてあげたい」と思うことだと思います。それはいつも身体のことを考えているということで、誰よりも努力するということであると考えています。


入谷先生、ありがとうございました。

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控え室にて臨床議論を熱弁中の入谷先生と研究会園部、今屋


今回の講演は30名募集のところ、400名以上の方からお申し込みをいただきました。
抽選の結果、ご期待にお応えできなかった皆様には本当に申し訳ございませんでした。受講後のアンケートも大変好評で、非常に充実した時間であったことが伺えました。全ての受講生に満足していただけるすばらしい講演となりました。

受講生のアンケートより
「実技が多くて、とても楽しかった」
「入谷先生と実際にお話しする機会があって良かった」
「実際に入谷先生に触っていただき、多くの疑問にも答えていただき、直接指導いただけたので、とても実りあるものになった」
「実技が多いが、以前に受講した座学の内容を踏まえた上なので理解できた」
「すぐに自分でも分かる体の変化を出せる事を、分かりやすく納得できた」

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直接指導を受ける幸運な受講生

入谷誠先生の書籍紹介

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2013年10月30日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:臨床家の言葉

木藤伸宏先生(広島国際大学保健医療学部総合リハビリテーション学科准教授)

木藤伸宏先生(広島国際大学保健医療学部総合リハビリテーション学科准教授)へのインタビュー

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今回は平成25年6月30日に【変形性膝関節症患者の保存療法における理学療法の役割~理学療法の専門性と職能は何か】講演にて講師をしていただいた木藤伸宏先生にお話を伺いました。


Q1:臨床でいつも心がけていることは何でしょうか?

A1:症状や治療経過は患者さん一人ひとり違います。ある人は運動機能障害を改善することで痛みを緩和する。ある人は話を聞き、本人の認知を変化させる中で満足する対応を行うなど様々ですが、結果を出すことにはこだわりを持っています。

Q2:毎日のタイムスケジュールは?

A2:現在は非常勤で週1回午前中のみですが、臨床の日のスケジュールは
7:30から若手PTとの症例検討
9:00-12:00まで若手PTと一緒に患者さんの評価と治療を行う
14:30から大学の授業
16:00-18:00まで業務(いわゆる雑用。大学は提出しなければならない書類が山ほどあります)を行う
19:30から20:30まで英語教室で英会話。そのあと家に戻ります。

Q3:お休みはどのように過ごされていますか?

A3:寝ています。家族と昼食を食べに行くのが楽しみです。

Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えて下さい。また、その理由があればお聞かせ下さい。

A4:尊敬する人はいません。生き方にあこがれる人は、医療人は川嶌真人先生(前の職場の理事長),井原秀俊先生(前の職場の上司)です。目指す人は、天児民和先生(九州大学名誉教授)です。医療以外であこがれる人は、勝海舟、佐久間象山です。

Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか?

A5:経験、知識、そして本物に会い、そこで10000時間学ぶことだと思います。
座右の銘は「当たり前のことを当たり前に行い、それをやり続ける」です。

木藤 伸宏先生、ありがとうございました。



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講演前、控え室にて臨床議論を熱弁中の木藤先生と研究会園部、今屋


木藤先生【変形性膝関節症患者の保存療法と理学療法の役割】講演
受講生からお寄せいただいたアンケート(抜粋)

・「特別な評価法でなくても、細かく診て行くことで、患者様の問題点をみつけることができる」ということを、順を追って説明していただけたので、とてもわかりやすかったです。

・「治療を患者に当てはめる治療」を少なからずしていたと感じ反省しました。考察力を高め、患者をみていけるようにしたいと思いました。

・治療結果がなかなか出せず、自分を追い込む時もありましたが、木藤先生のお話を聞いて、少し気持ちに余裕ができました。

・普段の臨床での、自分自身の問診の甘さに気づく事ができた。

・問診から治療に至るまでの具体的な流れが今までうけた講義の中で一番良くわかった。

・PTとしてこれまで向き合っていなかった点に気づかされた。また逆にきちんとクリニカルリーズニングを行えば、「向き合って悩むべきではないこと」にも気づく事ができると学べた。

・普段なにげなく評価→治療に取り組んでいたが、今回の講義を受講して、問題点の明確化の重要性にあらためて気づいた。

・クリニカルリーズニングについてもっと深く学びたいと思った。日々の臨床をどうしていくべきか、姿勢を正されました。本当に勉強になりました。

・日々患者様と向き合い、時間をかけて話し合いながらリハビリを行っているつもりだが、「こうしなければ」と自分本位になりがちだった。今日の講演を聴いてリーズニングの大切さをあらためて実感するとともに、これからはICFを利用しながら患者さんの全体像見て接するようにしていこうと思った。先生のように患者様に笑顔になっていただけるものを提供、共有していきたいと思う。


今回【変形性膝関節症患者の保存療法における理学療法の役割】講演受講者からお寄せいただいたアンケートを拝見しますと、「木藤先生の理学療法に対する熱い思いに感銘を受けた」 「これまでの自分を見直す良いきっかけとなった」というご意見や、『木藤先生宛のメッセージ』と受け取れるような、長文のご感想を多数いただきました。

なによりも驚いたのは、本当にたくさんの方が最後に「ありがとうございました」という言葉を書き添えてくださった事です。木藤先生の「結果をだすことにこだわりを持っている」という臨床に対する情熱が、まっすぐに受講生の心に響いた事が、アンケートの文面からも伺えました。当研究会は今後も臨床に役立つ知識や技術をお伝えできるような講演を企画してまいります。木藤先生、受講生の皆様、ありがとうございました。


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2013年7月15日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:臨床家の言葉

金岡恒治先生(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)

金岡恒治先生(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)へのインタビューです。

Q1:臨床や現場でいつも心がけていることは何でしょうか

A1:謙虚に前向きに!

Q2:毎日のタイムスケジュールは

A2:大学の授業、学生の指導、大学やJISSでのスポーツドクターとしての診療、脊椎外科医としての研鑽、早稲田大学競技スポーツセンター副所長業務、日本水泳連盟医事委員長業務、各種講演・執筆活動などのローテーションです。

Q3:お休みはどのように過ごされていますか

A3:学会や講演が入っていないときは子供とキャッチボールしたり泳ぎに行ってます。

Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えて下さい。また、その理由があればお聞かせ下さい。

A4:医療人は 脊椎外科を教えてくれた矢吹武先生、日赤医療センターで師事した蓮江光男先生、スポーツドクターの武藤芳照先生。医療分野以外では、故古橋廣之進水連名誉会長。

Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか

A5:積極性と謙虚さ。

金岡恒治先生、ありがとうございました。

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2013年1月8日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:臨床家の言葉

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