木藤伸宏先生(広島国際大学保健医療学部総合リハビリテーション学科准教授)

木藤伸宏先生(広島国際大学保健医療学部総合リハビリテーション学科准教授)へのインタビュー

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今回は平成25年6月30日に【変形性膝関節症患者の保存療法における理学療法の役割~理学療法の専門性と職能は何か】講演にて講師をしていただいた木藤伸宏先生にお話を伺いました。


Q1:臨床でいつも心がけていることは何でしょうか?

A1:症状や治療経過は患者さん一人ひとり違います。ある人は運動機能障害を改善することで痛みを緩和する。ある人は話を聞き、本人の認知を変化させる中で満足する対応を行うなど様々ですが、結果を出すことにはこだわりを持っています。

Q2:毎日のタイムスケジュールは?

A2:現在は非常勤で週1回午前中のみですが、臨床の日のスケジュールは
7:30から若手PTとの症例検討
9:00-12:00まで若手PTと一緒に患者さんの評価と治療を行う
14:30から大学の授業
16:00-18:00まで業務(いわゆる雑用。大学は提出しなければならない書類が山ほどあります)を行う
19:30から20:30まで英語教室で英会話。そのあと家に戻ります。

Q3:お休みはどのように過ごされていますか?

A3:寝ています。家族と昼食を食べに行くのが楽しみです。

Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えて下さい。また、その理由があればお聞かせ下さい。

A4:尊敬する人はいません。生き方にあこがれる人は、医療人は川嶌真人先生(前の職場の理事長),井原秀俊先生(前の職場の上司)です。目指す人は、天児民和先生(九州大学名誉教授)です。医療以外であこがれる人は、勝海舟、佐久間象山です。

Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか?

A5:経験、知識、そして本物に会い、そこで10000時間学ぶことだと思います。
座右の銘は「当たり前のことを当たり前に行い、それをやり続ける」です。

木藤 伸宏先生、ありがとうございました。



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講演前、控え室にて臨床議論を熱弁中の木藤先生と研究会園部、今屋


木藤先生【変形性膝関節症患者の保存療法と理学療法の役割】講演
受講生からお寄せいただいたアンケート(抜粋)

・「特別な評価法でなくても、細かく診て行くことで、患者様の問題点をみつけることができる」ということを、順を追って説明していただけたので、とてもわかりやすかったです。

・「治療を患者に当てはめる治療」を少なからずしていたと感じ反省しました。考察力を高め、患者をみていけるようにしたいと思いました。

・治療結果がなかなか出せず、自分を追い込む時もありましたが、木藤先生のお話を聞いて、少し気持ちに余裕ができました。

・普段の臨床での、自分自身の問診の甘さに気づく事ができた。

・問診から治療に至るまでの具体的な流れが今までうけた講義の中で一番良くわかった。

・PTとしてこれまで向き合っていなかった点に気づかされた。また逆にきちんとクリニカルリーズニングを行えば、「向き合って悩むべきではないこと」にも気づく事ができると学べた。

・普段なにげなく評価→治療に取り組んでいたが、今回の講義を受講して、問題点の明確化の重要性にあらためて気づいた。

・クリニカルリーズニングについてもっと深く学びたいと思った。日々の臨床をどうしていくべきか、姿勢を正されました。本当に勉強になりました。

・日々患者様と向き合い、時間をかけて話し合いながらリハビリを行っているつもりだが、「こうしなければ」と自分本位になりがちだった。今日の講演を聴いてリーズニングの大切さをあらためて実感するとともに、これからはICFを利用しながら患者さんの全体像見て接するようにしていこうと思った。先生のように患者様に笑顔になっていただけるものを提供、共有していきたいと思う。


今回【変形性膝関節症患者の保存療法における理学療法の役割】講演受講者からお寄せいただいたアンケートを拝見しますと、「木藤先生の理学療法に対する熱い思いに感銘を受けた」 「これまでの自分を見直す良いきっかけとなった」というご意見や、『木藤先生宛のメッセージ』と受け取れるような、長文のご感想を多数いただきました。

なによりも驚いたのは、本当にたくさんの方が最後に「ありがとうございました」という言葉を書き添えてくださった事です。木藤先生の「結果をだすことにこだわりを持っている」という臨床に対する情熱が、まっすぐに受講生の心に響いた事が、アンケートの文面からも伺えました。当研究会は今後も臨床に役立つ知識や技術をお伝えできるような講演を企画してまいります。木藤先生、受講生の皆様、ありがとうございました。


カテゴリー:臨床家の言葉

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