健康寿命に療法士が貢献できること(宮田重樹先生)

健康寿命に療法士が貢献できること(宮田重樹先生)

終了しました

今回は宮田重樹先生に、「健康寿命に療法士が貢献できること」と題してご講演いただきます。

先着順にて応募受付とさせて頂きます。あらかじめご了承下さい。

<この講演を企画した理由>
歳をとると、運動機能がどう変わっていくのか、それを最もよく知っている職種は、どの職種だと思いますか?私はリハビリに関わっている、我々療法士だと思います。なぜなら療法士は、歳をとると「どこが硬くなって」「どこか変形してきて」「どこが弱くなるのか」そういったことを臨床を通じて最もよく知っている職種だからです。
そして、これからの高齢化社会に向け、健康寿命は、我々療法士が社会に貢献するための最も大きな課題となると思います。
今回講演頂く宮田重樹先生は、医師でありながら健康寿命におけるベストセラー作家でもあります。宮田先生から「我々療法士が、高齢化社会に向けて健康寿命に何ができるのか」それを伺っておく事は、我々療法士の未来への可能性を知ることになると考えています。
ぜひぜひご参加下さい。

講師

宮田 重樹 先生(医療法人誠樹会 宮田医院院長 医学博士)
→ホームページはこちら http://kenjyu.jp/index.htm

講師プロフィール

昭和59年奈良県立医科大学卒業、奈良県立医科大学整形外科入局。関連病院にて脊椎外科を主として診療に当たる。
平成11年2月 宮田医院開業現在に至る。開業後は、腰痛治療と介護予防運動をライフワークとする。

<学会並びに社会における活動>
・所属学会:日本整形外科学会、日本脊椎背髄病学会
・活動:大阪臨床整形外科医会理事、NPO法人全国ストップザロコモ協議会、富田林医師会副会長
・資格:日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会脊椎脊髄病医、日本AKA医学会指導医 

<著書>

朝夕15分 死ぬまで寝たきりにならない体をつくる!


寝たきりにならないための健康寿命の延ばし方

ほか著作多数
http://goo.gl/d0WBKU

具体的内容

これまで、高齢者が動きにくくなっても年だからとの一言でリハビリを受けることもなく介護の世話を受けるだけであった。2014年に高齢化率が25%を超え、2025年には30%超えると予測されている。高齢者がいくつになっても自立した生活が送れるように健康寿命に療法士が貢献できることがある。しかし、これまで、虚弱高齢者を改善させる効果的なリハビリがなされてこなかった。元気に暮らせ自立に導くリハビリを行うには虚弱高齢者の問題点を知り、それに対する効果的なリハビリを行うことである。虚弱高齢者の問題点、効果的なリハビリとそれを行う上でのポイントを動画を交えて講演致します。

開催日程など詳細

日時:平成28年3月20日(日)10:00〜16:00
参加人数:200名程度予定
会場:臨床福祉専門学校(東京都江東区)
参加費:6,000円
対象:誰でも参加可能です.参加資格は先着順とさせて頂きます。あらかじめご了承下さい。


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2015年11月25日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:講演の予定

入谷誠先生(足と歩きの研究所 所長)

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今回は平成25年10月6日に【入谷式カウンター理論を応用した理学療法】講演にて講師をしていただいた入谷誠先生にお話を伺いました。

入谷誠先生へのインタビュー

Q1:臨床でいつも心がけていることは何ですか?

A1:次の4つのことを心がけています。

1つ目として、自分の精神状態を常に一定の状態に保つようにしています。そのためには臨床に対する理念を持ち、一日の生活をなるべく同じリズムで過ごすことが大切だと思っています。また臨床に入る前に今日一日の予約状態を把握して、一日の臨床をイメージするようにしています。

2つ目として、患者様を診るときに先入観を持たず、素直に現象を捉えていくようにしています。「この疾患であればこうする」また、「この部位に痛みがあればこう対応する」と決め込んでいる自分を脱するのには時間がかかります。このことを意識しだして10年以上になりますが、今でもこのことを意識し続けています。

3つ目として、症状が良くなる方向が分かっても、反対に悪くなる方向へも誘導して、「確認」するようにしています。この作業を繰り返すことは、新たな発見が多いと感じています。患者様を診るときにはいつも「確認」「確認」と自分自身に言い聞かせながら行うようにしています。

4つ目として、患者様一人一人に全力投球するようにしています。一期一会の精神で患者様に対応し、一回一回が勝負だと思いながら臨床と向き合うようにしています。


Q2:毎日のタイムスケジュールを教えていただけますか?

A2:起床は3時30分で、直ぐに入浴します。そして、4時ごろから今必要だと思っている本を約1時間30分ほど読み、自分で書き留めておきたいことを簡単にパワーポイントに書き残すようにしています。
5時30分ごろより食事をして、5時50分ごろには職場に行きます。まず職場でお湯や水の浄水などの準備を行い、職場周囲の掃除を行います。それが終わったら30分間のウォ―キング、6時30分ごろより昨日臨床で気づいたことをパワーポイントに書き留めておくようにします。そして、さまざまな講演の資料や原稿、図の作製などを行い、仕事仲間への電話連絡などを行います。8時30分ごろから今日の仕事の予約状況を確認して、一日の臨床をイメージします。そして仕事ができるような心と身体と環境の準備をします。
9時から臨床に入り、午前は約1名インソール作製と何名かの調整や他の治療、12時から13時食事休憩、13時から約3名のインソール作成と何名かの調整と他の治療を行い19時に診療を終えます。週に1~2日は無理やり予約を入れてくる人がいるので、その日の終了は21時くらいになります。
その後家に帰り、食事をして少しのんびりして、21時半~22時ごろには就寝しています。


Q3:お休みはどのように過ごされていますか?

A3:月に3~4回程度セミナーや研修会があるので、休みといってもその準備をしていることが多いです。平日と同じように起床し、職場へ6時ごろには着いています。朝から2~3回分のセミナーや研修会に使用する材料の準備、配布資料やプレゼンの準備をしています。原稿依頼がある場合もこの日にある程度のところまで仕上げて、平日の朝にチェックして、仕上げるようにしています。時間があるときには、日ごろ臨床での気づきについて記載してあるので、それをチェックして、考慮しなければならないことを考えるようにしています。また自分の身体を使って足底板の処方や訓練方法、テーピング、鍼、マッサージ等の治療に関するものや、人間の動く仕組みに関するものについて、試したいことを行ったりします。この時間が大変心地よい時間帯になっています。


Q4:尊敬する人を医療人と、医療分野以外の人で教えてください。またその理由があればお聞かせください。

A4:尊敬する医療人は柔整・はり師・マッサージ師として開業していた亡き父、そして柔整師として現在開業している兄です。両人とも視野が非常に広い治療者です。「本当の治療とは何か」を考えさせてくれます。医療人以外では現在は日本航空を立て直した「稲盛和夫氏」です。氏が書いたさまざまな本が、自分の生き方、考え方をしっかりと支えてくれています。氏の本を読むと、生きていくことに燃えてくる感じがします。


Q5:医療人として成長に一番必要なものは何でしょうか?

A5:素直な気持ちで、「患者様を少しでも苦痛から解放させてあげたい」と思うことだと思います。それはいつも身体のことを考えているということで、誰よりも努力するということであると考えています。


入谷先生、ありがとうございました。

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控え室にて臨床議論を熱弁中の入谷先生と研究会園部、今屋


今回の講演は30名募集のところ、400名以上の方からお申し込みをいただきました。
抽選の結果、ご期待にお応えできなかった皆様には本当に申し訳ございませんでした。受講後のアンケートも大変好評で、非常に充実した時間であったことが伺えました。全ての受講生に満足していただけるすばらしい講演となりました。

受講生のアンケートより
「実技が多くて、とても楽しかった」
「入谷先生と実際にお話しする機会があって良かった」
「実際に入谷先生に触っていただき、多くの疑問にも答えていただき、直接指導いただけたので、とても実りあるものになった」
「実技が多いが、以前に受講した座学の内容を踏まえた上なので理解できた」
「すぐに自分でも分かる体の変化を出せる事を、分かりやすく納得できた」

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直接指導を受ける幸運な受講生

入谷誠先生の書籍紹介

33857057
入谷式足底板 ~基礎編~(DVD付き)


⇒入谷誠先生の書籍・セミナーを、運動と医学の出版社で探す

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2013年10月30日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:臨床家の言葉

超音波による運動器の診方(山口睦弘先生)

超音波による運動器の診方(山口睦弘先生)

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当初予定しておりました講師の山口睦弘先生の代講として、
松崎正史先生(NPO法人スポーツメディシン理事)に講師を行って頂きました。

この度は皆様には急な講師変更になりましたこと深くお詫び申し上げます。

近年、リハビリの分野でも超音波診断による臨床応用が急速に発展しております。

そこで、今回は臨床検査技師である山口睦弘先生をお招きし、「超音波の基本的な知識」、「筋、腱、骨、関節などの見え方」など超音波検査の基本をご説明頂きます。

超音波検査の基本を学ぶことで、臨床の未来の幅が広がるものと考えております。

講義は平成24年9月8日(土)と9月9日(日)に行われます。
1日目は講義中心で行い、2日目は実技中心で行います。

講師

山口睦弘先生(北海道中央労災病院中央検査部)
→松崎正史先生(NPO法人スポーツメディシン理事)

具体的内容

・超音波検査機器とは(機械の種類、プローブの種類も含む)
・画像の種類と見え方(Bモード・Mモード・ドプラモード)
・プローブ操作のこつ
・各組織がどう見えるのか(骨、靱帯、筋、関節内腋など)と、異常像
・動的観察のポイント
・デモンストレーション:実際に超音波検査機器を使用し、組織の見え方をデモンストレーションして頂きます。

開催日程など詳細

日時:
 1日目(講義中心)
  平成24年9月8日(土)13:00~16:30 予定
 2日目(実技中心)
  平成24年9月9日(日)9:00~12:30 予定
参加人数:
 1日目(講義中心) 80名程度予定
 2日目(実技中心) 20名~30名予定
会場:関東労災病院リハビリテーション訓練室(B1)(神奈川県 川崎市)
参加費:
 両日参加(講義・実技両方)  12,000円
 1日目のみの参加(講義中心)  5,000円

対象:誰でも参加可能

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2012年5月15日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:活動実績

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